奨学金を返済免除にする推薦状・推薦文・推薦書類の例文

日本学生支援機構(JASSO)の第1種奨学金(無利子)には、大学院で借りた場合、返済が「半額免除」あるいは 「全額免除」となる制度があります。



推薦状のサンプルを紹介


私が日本学生支援機構の奨学金免除を受けた時の申請書と一緒に提出した「推薦状」を、下に掲載します

私は下の文章をワードで書き、プリントアウトした書類に、教授に署名押印してもらい、大学に提出しました。

基本的には申請書で書いた項目に対応させて、推薦理由を書きます。

ちなみに、推薦状は、あくまでも返済免除のために形式的に必要なものであり、推薦状の内容によって審査結果が変わることはないと思われますから、格式高い文章である必要はないと思われます。



推薦状の書き方の例

推薦者は、申請者が○○大学大学院○○学研究科へ入学することが決まり、本学大学院へ入学前に推薦者が指導教官を務める学部生のゼミや授業等に参加した時から、申請者のことを知る立場にある。

以下、申請者の指導教員として、貴機構の奨学金の返還免除資格を満たしていると思われる理由を述べる。

第一に、申請者の研究遂行能力は卓越している。

具体的には、以下の事項が挙げられる。

(1)本学○○○所属学生の中でも高評価の修士論文を書き上げたこと

(2)厳格な成績認定を行う本学○○○専攻において学業成績評価の7割がS・Aであること

(3)本学○○○専攻の非常勤講師である○○○弁護士から依頼のあった研究調査を引き受け、遂行していること

(4)○○教授の講義「・・・」において、受講者から出た質問に対して申請者が作成した回答が、高評価を得たこと

(5)○○教授の講義「・・・」において、受講生とともに、同講義の研究結果を、申請者が中心となり取りまとめ、○○研究科に対する運営改善の提案を行ったこと

第二に、勉学への意欲・行動力も卓越している。

具体的には、以下の事項が挙げられる。

(1)平成XX年Y月から○○試験突破を目標とする勉強会を立ち上げたこと・・・本勉強会は、徹底した少人数で構成されており(現在は4名)、推薦者を指導教員とし、時機を見て指導を行っている。申請者が平成XX年度○○試験に合格していることや、本学○○研究科所属の学生1名が令和X年度○○試験に合格していることからも、本勉強会の質の高さが窺われる。

(2)学部生対象の○○ゼミへの積極的に参加していること・・・大学院生という立場から、A曜B限の同ゼミにおいて積極的に発言し、議論を促すことを通じて、他のゼミ生に○○の知識・理解を提供し○○○に関する専門知識・理解だけでなく、ディスカッション能力の向上にも一役買ってもらった。

(3)積極的にボランティアとしてシンポジウムや企業の○○セミナー(特に、企業における○○研修など)に参加し、○○○○に携わる優れた社会人になるため、情報収集を行ったこと。

さらに、申請者は企業の○○部門に就職していることが内定しており、将来、有為な○○○に関する実務家になることが期待される。

よって、申請者の今後への支援として返還免除措置についてご高配を賜るよう、お願い申し上げる。


なお、申請書については他の記事に掲載しています。



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