授業料の減免(減額または免除)の申請理由の書き方と例文


大学や専門学校の多くは、低所得世帯の学生に、入学金や授業料の「減額」や「免除」をしています。

また、収入が一定以上あっても、親の失業など、家庭事情が急変した場合に、そういった制度を適用してくれる場合があります。

しかし、自動的に減免されるわけではなく、学校に理由書を添えて申請をする必要があります。

そのような授業料などの学費の減免を申請しようとする方向けに、申請理由の書き方と例文を紹介します。



書き方

理由としては「学費を支払う余裕がない」と説明します。

基本的な書き方は、大きく分けて3通りあります。

それぞれ例文を紹介します。

奨学金を借りなくて済む

ひとつめは、「奨学金で学費を支払うつもりで入学した」→「学費が減免になれば奨学金を借りなくて済む」 という書き方です。

例文 ひとり親家庭である

私の家庭は母子家庭です。母はフルタイムで働いていますが、正社員ではないため、年間の収入は200万円もありません。

金銭的に余裕が無いため、私は奨学金を借りて、授業料を支払うつもりでした。

しかし、授業料を減額(免除)して頂ければ、奨学金を借りなくて済むため非常に助かります。

例文 生活保護を受けている

私の家庭は生活保護を受けており、これまで、教育扶助などの公的補助のおかげで学校に通うことができていました。

しかし、大学進学には公的補助がありませんので、わたしは奨学金を利用して、授業料やその他の教育費を支払っていこうと考えています。

ただ、授業料の減額や免除をしてもらえると、奨学金を借りなくて済みます。

もし減免していただけると、将来の見通しが明るくなりますので、是非、ご検討をお願いいたします。



アルバイトせずに済み、学業に専念できる

ふたつめは、「アルバイトで学費を稼ぐつもりで入学した」→「学費が減免になれば学業に専念できる」 という書き方です。

例文 アルバイトで授業料を払うつもりだった

私の家庭は収入が年間300万円と少なく、私の大学の学費を支払う余裕がありません。

私は今後のアルバイトで得られる報酬を、学費にあてるつもりでいます。

しかし、授業料の全額をアルバイトで稼ごうとすると、学業にかけられる時間が減少してしまう不安があります。

もしも授業料が減額(免除)になれば、長時間のアルバイトをする必要がなくなり、学業に専念できますので、申請を認めて頂ければ非常にありがたく存じます。

家庭環境が急変した

三つめは、「家庭環境が急変した」→「学費が減免になれば負担が減る」という書き方です。

例文 親が病気になった

わたしの父は先月に肝臓の病気で入院してしまい、数ヶ月間、治療に専念することになりました。

家庭の収入がしばらく減ってしまうので、その中で私の学費の年間100万円は大きな負担となってしまいます。

職場への復帰が長引く可能性や、復帰できない可能性も考え、なるべくなら負担を減らしたいという想いです。

授業料の減額により家計への負担を少なくできればと考え、申請させて頂きました。



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